車の塗装費用は高い?価格を決める要素と節約方法を解説

query_builder 2025/07/31
塗装
著者:有限会社浜鈑金工業所
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近年、車の外観へのこだわりや長く乗り続けたいという思いから、塗装に関する需要が高まっています。しかし、いざ塗装を検討すると「どのくらいの費用がかかるの?」「塗装方法や仕上がりの品質はどう違うの?」といった疑問が浮かぶ方は多いのではないでしょうか。本記事では、車の塗装費用の相場や価格を左右する要素、全体塗装と部分塗装の違い、そしてDIY塗装とプロへの依頼の比較などを網羅的に解説します。さらに、実際に塗装をお願いする場合の業者選びのポイントや、費用を抑えるための具体的なテクニックも紹介しています。定量的データや公的機関の情報を引用しながら、「車+塗装+費用」で検索される方に向けて、分かりやすくかつ信頼性の高い情報をお届けします。



  

車の塗装はどれ位費用がかかる?全体塗装と部分塗装の相場を解説

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まずはじめに、車の塗装費用の大まかな相場感を知ることが重要です。塗装の範囲は「全塗装(オールペン)」と「部分塗装」に大別できますが、どちらを選ぶかによって費用や作業期間が大きく異なります。また、車種や塗料、下地処理の必要性など、細かい条件によって見積額は変動するため、以下の相場目安を参考にイメージをつかんでください。

ボンネットやドア、バンパーなど部位別塗装の料金目安をチェック

部分塗装(パネル単位)の場合、作業範囲が狭いため全塗装よりも費用は抑えられます。とはいえ、部位別に塗装面積や下地処理の手間が異なるため、パーツごとにおおよその費用感が変わります。以下は一般的なウレタン塗料(ソリッド系)を使った際の目安です。



塗料種類

費用

特徴

バンパー塗装

20,00040,000

前後バンパーともに傷や擦り傷が多い場合は追加料金が発生

ボンネット塗装

 

30,00060,000

面積が広いため、塗装工数が増えがち

ドア1枚塗装

20,00040,000

 

キズや凹みの修正が必要な場合は追加費用が発生

フェンダー塗装

 

20,00040,000

サイド部やタイヤハウス周辺の下地処理に時間がかかる場合がある




部位や損傷度合い、塗料の種類によって大きく変動するため、まずは修理工場やディーラーに見積もりを依頼するのがおすすめです。

 

(参考:一般社団法人日本自動車補修塗装協会、各自動車整備工場のWebサイトの料金表)


全塗装(オールペン)の場合に必要となる平均的な予算とは?


全塗装(オールペン)とは、車体全体の外装を塗り直す作業です。色替えや経年劣化のリフレッシュなど、見た目を一新する場合に選択されることが多いですが、工程が多く費用も高額になりがちです。


   オールペンの費用目安

   一般的なウレタン系塗料(ソリッドカラー):約20万~40万円

           パール系やメタリック系、特殊塗料:30万~50万円以上




このように色によっても費用に大きな差が出ます。たとえば、ホワイトやブラックなどシンプルなソリッドカラーは比較的安く済むことが多い一方、パールホワイトやメタリック系、マット塗装などは仕上がりが美しい反面、高額になる傾向があります。

 

また、全塗装を行う際は塗装しない部品(モール、ライト、ミラーなど)を外したりマスキングしたりと、下準備が多岐にわたるため、人件費や工数が部分塗装よりも大幅に増えます。

 

(参考:国土交通省「自動車整備関連情報」、一般社団法人全国自動車用品工業会)


車種によって異なる塗装費用!軽自動車と普通車の料金差を比較


車のボディサイズによって塗装面積が変わるため、当然ながら軽自動車と普通車、SUVやワンボックスなどでは必要な塗料量や工数が異なります。一般的に「軽自動車 < コンパクトカー < セダン < ワンボックス」の順で塗装範囲が広がり、費用も上がる傾向にあります。

 

   軽自動車の全塗装費用

   ソリッド系なら15万~30万円程度が目安

   パールやメタリック系だと20万~35万円程度になることも

 

   普通車(セダン・コンパクトカー)の全塗装費用

 

   ソリッド系:20万~40万円

                      ➢パール・メタリック系:25万~50万円程度




   SUV・ワンボックス(ミニバン)の全塗装費用

   面積が広いため、30万円以上が基本ライン

   仕上がりにこだわるほどさらに費用アップの傾向

 

もちろん、同じ車種でも「下地処理(サビ取りや凹み補修)の有無」「外装パーツの数」「使用する塗料の種類」などによって大きく異なります。見積もりを複数取って比較検討することをおすすめします。


車の塗装費用が決まる仕組みとは?料金に影響する要素を徹底分析!

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次に、なぜ塗装費用がここまで大きく変動するのか、その仕組みについて解説します。塗料の種類や色、ボディの損傷状態などが価格決定の鍵を握っており、予算と仕上がりのバランスを取るためにはこれらのポイントを理解しておく必要があります。

使用する塗料の種類や色によって塗装料金が変動する理由とは?


塗料には大きく分けて「ソリッド」「メタリック」「パール」「マット」などの種類があり、仕上がりの美観や耐候性が異なります。特に、メタリック塗装やパール塗装は多層コートが必要になり、特殊な顔料やクリア層を重ねるため、作業工程が増え、塗料自体の単価も高い傾向があります。


   ソリッド塗装

   単色ベースで層が少なく、比較的低価格

                     ➢白や黒などスタンダードな色が中心




   メタリック塗装

   アルミフレークを混ぜた塗料で、金属的な光沢を表現

   色ムラを抑えるために熟練した技術が必要

   パール塗装

   マイカやパール顔料を含んだ塗料で、光の加減によって色味が変わる

   多層塗りが必要で、高額になりやすい

   マット塗装

   光沢を抑えた独特の質感が人気

   傷や汚れを落とす際に特殊なケアが必要で、施工コストも高い

また、同じソリッド系でも「純正色」か「オリジナル色」かで価格が変わる場合があります。オリジナル色(カスタムカラー)を作る場合、調色コストや実験塗装などの工程が追加されるため、総額が上乗せされるのです。

 

(参考:自動車補修用塗料技術研究会、各塗料メーカー(ロックペイント、ニッペ、関西ペイント等)の製品情報)


傷や凹みなどボディの損傷状態が塗装費用にどう影響するのか解説


塗装作業の前に、ボディの傷や凹みを修正する「板金作業」や下地処理が必要になる場合があります。これらは塗装以外の工程であり、別途費用が発生します。


   下地処理

   サビ取り、古い塗装面の剥離、パテ埋めなどを行い、表面を平滑化

   これを怠ると塗装の密着性や仕上がりに悪影響が出るため、重要な工程

   板金作業

   目立つヘコミや変形を修復する

   塗装前に金属パネルを叩き出したり、溶接したりなどの大掛かりな作業が必要な場合は追加費用が高くなる



たとえば、フロントフェンダーに大きくへこんだ箇所があると、板金+下地処理だけで数万円~10万円程度かかるケースもあります。最終的には、これらの作業費用が塗装代に上乗せされるため、損傷が大きいほど総額も高くなる仕組みです。


車のDIY塗装VSプロの業者に依頼、どちらが安心で安く済むのか?

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「車の塗装費用を安く抑えたい」という理由から、自分で塗装(DIY)にチャレンジする方も一定数いらっしゃいます。ここではDIY塗装とプロ依頼、それぞれのメリット・デメリットを整理し、どちらがより適切かを検討する材料を提供します。

自分で車を塗装するメリットと注意点、失敗しないポイントは?

DIY塗装の最大のメリットは「費用を大幅に抑えられる可能性がある」という点です。市販のスプレー缶やコンプレッサー、スプレーガンを使用し、工具やスペースが確保できれば、数千円~数万円程度で小さな範囲を塗装できます。

DIY塗装のメリット

  1. 工賃がかからないため、低コストで済む
  2. 好きな時間に作業できる
  3. 塗装に関する知識が身につく

DIY塗装の注意点

  1. 塗装環境の確保が難しい:ホコリや虫、湿度など外的要因が仕上がりを左右する
  2. スキルが必要:下地処理やマスキング、スプレーガンの扱いに慣れが必要
  3. 大掛かりな面積の塗装は困難:全塗装をDIYで行うのは非常に手間がかかる
  4. 失敗時のリカバリーが高額になる:結局プロに再塗装を依頼せざるを得ず、二重の出費が発生

小さな傷や部分補修程度であればDIYでも挑戦可能ですが、大面積の塗装や仕上がりにこだわる場合は慎重に検討した方がよいでしょう。


プロの塗装作業の流れや工程を確認!塗装仕上がり品質の違いとは


プロに塗装を依頼した場合、以下のような工程を経て丁寧に作業が進められます。


  1. 車体洗浄・下地調整:錆や汚れを徹底的に除去し、下地を整える
  2. 板金・パテ処理:凹みや傷を修復し、塗装面をフラットに仕上げる
  3. サーフェイサー(プライマー)塗布:塗料の密着性を高め、ボディの細かい傷を埋める
  4. 塗料の調色・塗布:車種や希望色に合わせて塗料を調整し、均一にスプレーする
  5. クリアコート:光沢や耐候性を向上させるため、クリア塗料を重ね塗り
  6. 乾燥・ポリッシング:専用ブースでしっかり乾燥後、磨き作業で表面を滑らかに

 

プロは塗装ブースや高品質な塗料、専門的な道具を使用するため、DIYに比べて塗膜の厚みや均一性、耐久性が格段に良くなります。特に「色ムラ」「ザラつき」「パネルの歪み」など仕上がりの美観に直結する部分は、業者選びによっても変わりますが、総じてDIYより安定した品質を得やすいといえます。

(参考:JAF「車両修理・塗装に関する相談事例」、自動車補修塗装専門書籍『塗装の基礎と技法』(大手出版社刊))


高額な全塗装を避けたい場合に使えるリーズナブルな塗装修理とは?

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全塗装は確かに愛車を生まれ変わらせる方法として魅力的ですが、費用は決して安くありません。そのため、必要に応じて部分的な補修やラッピングなど、ほかの選択肢を検討することが賢い方法です。

塗装剥がれや劣化が小範囲の場合におすすめの部分補修方法を紹介


小さいキズや塗装剥がれなら、スポット補修やタッチアップペイントがリーズナブルな選択肢です。


   スポット補修

   小さな範囲だけを研磨・塗り直す部分塗装

   数千円~数万円程度で済むことが多い(範囲と塗料の種類による)

 

   タッチアップペイント

   純正色に近い色のペイントを塗る簡易的な補修

   市販品であれば1本数百円~数千円だが、ムラが出やすい点に注意

 

仕上がりの美しさをそこまで求めず、サビや劣化の進行を防ぎたいという目的であれば、こうした部分補修も有効です。また、専門店では「ブース内での部分塗装」というサービスを提供するところもあり、ディーラー修理より安く済むケースがあります。


ボディの色替えを安くするならラッピング施工という選択肢もある


「全塗装レベルのイメージチェンジをしたいが、塗装までは予算が厳しい…」という方には、カーラッピングという方法も注目です。ラッピングは専用のフィルムを車体に貼り付けることで、元の塗装を傷めずに色やデザインを変えられます。


   カーラッピングのメリット

   フィルムを剥がせば元の状態に戻せる

   全塗装よりも費用を抑えられる傾向(相場は約10万~30万円)

   個性的なデザインや柄に挑戦しやすい

 

   カーラッピングのデメリット

   フィルムの耐久年数は3~5年程度が一般的

   貼り方が雑だと浮きやシワが出やすい

   曲面や凹凸が多い車種は施工コストが高くなる

 

フィルムの種類や施工店によって価格や仕上がりは大きく変わるため、ラッピング専門業者に相談してみるのが良いでしょう。


車を塗装へ出す前に知っておきたい!信頼できる業者選びの基準とは

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いざ塗装を依頼するとなると、「どの業者に頼めばいいのか?」が最大の悩みになります。ここでは、業者選びの際にチェックしておきたい基準を整理しました。



  1. 実績・口コミ

・公式サイトやSNS、口コミサイトなどで施工事例や利用者の感想を確認

・古い塗装面の剥離や板金作業をどの程度行えるかも要チェック

  1. 見積もりの明瞭性

・部分ごとに「塗料代」「工賃」「下地処理費」などの内訳が明示されているか

・追加料金が発生する可能性について事前に説明があるか

  1. 保証やアフターサービス

「〇年保証」など塗装の剥がれや退色への保証制度があるか

・施工後のメンテナンスや再塗装対応の有無

  1. 塗装ブースなどの設備環境

・しっかりした塗装ブースを持っているか(埃や湿度管理が徹底されているか)

・高品質な塗料や器具を使用しているか

  1. スタッフの技術力・資格

・板金塗装の国家資格(自動車車体整備士など)を保有しているか

・経験豊富な職人が在籍しているか

また、価格重視で業者を探す場合でも、あまりに安すぎる見積もりには注意が必要です。塗装品質や下地処理が不十分だと、後々塗膜が剥がれたり色ムラが出たりする可能性が高まります。複数の業者から見積もりを取り、費用と品質のバランスを見極めることが大切です。

(参考:一般社団法人日本自動車整備振興会「整備工場検索」、車体整備士資格ガイド(厚生労働省))



車の塗装費用で後悔しないために押さえるべきポイント完全まとめ


最後に、車の塗装費用を検討するうえで「後悔しないため」に押さえておきたいポイントをまとめます。

 

  1. 相場を把握して目的に合った塗装範囲を選ぶ

・軽微な傷の修理なら部分塗装やタッチアップ、リフレッシュ重視なら全塗装

・大幅なイメージチェンジにはカラー変更やカーラッピングを検討

  1. 塗料や色による費用差を理解する

・ソリッド系は比較的安価、パールやメタリック、マットは高額

・カスタムカラーは調色やテストが必要で費用アップ

  1. DIYは慎重に判断する

・小規模な補修ならDIYも可能だが、失敗リスクが高い

・全塗装レベルならプロに依頼する方が結果的に安く済むことも

  1. 信頼できる業者を選ぶ

・見積もりの明確さ、実績、口コミ、設備、保証制度をチェック

・複数の工場・専門店に問い合わせて相見積もりを取る

  1. 長期的な費用対効果を考慮する

・安さだけに注目せず、仕上がりの品質や耐久性も重視

・再塗装のリスクやアフターフォローの有無を確認


車の塗装は、外観だけでなく車体の保護にも大きく関わる重要なメンテナンスのひとつです。正しい知識を身につけて、自分のニーズと予算に合った塗装方法・業者を選択すれば、満足度の高い仕上がりを得られます。本記事の情報を参考に、ぜひ後悔のない塗装計画を立ててみてください。
弊社、Garage Hama 浜鈑金では高品質な鈑金塗装をはじめ、車検やメンテナンス、カスタマイズなど、幅広く対応いたします。ボディーの小さな傷からバンパーの擦り傷、事故での保険修理まで対応できる鈑金塗装を行っておりますので、ご遠慮なくご相談ください。

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